TAで学んだこと

実験のTAなるものをやったので,その際に学んだことを記録.
実験の内容は,FPGAの演習で,私はその補助をやったと.
以下学んだこと.

生徒の言うことを信用するな

いやもう,本当に.本人が誤解してたり,こっちの知識不足もあったりするので
ちゃんとマニュアル読んだり,デバッガ使って実測したりしないとね.

実測せよ

生徒からは「動作がおかしい!」と言われます.
具体的にどうおかしいかは,コード眺めても全くわからんので実測しないとどうしようもない.

説明させる

我々は経験があるが,生徒のプログラムについての経験があるわけでもなく,生徒本人のプログラムの専門家でもない.
そもそも生徒がどういう意図でコードを書いたのかきちんと説明させないと何もわからん.

必ず失敗した理由を教える

同じ失敗をしてまた呼ばれてはたまりませんし,対処法を「おまじない」として教えても意味が無いと思う.
自分が楽をするためにも失敗した理由をなるたけきっちり教えるようにする.

修正するより修正の方法を見せてやる

特に最初の方はそもそもエラーに対してどう対処していいのかわからない人が多かった.
エラー検出の方法や,マニュアルの読み方を教えてやることで以降の苦労を減らすことができる(はず)

設計エラーを未然に防げ

今回経験した実験は,アセンブラによるプログラミングが必要でした.そのため,最初の段階で設計エラーを起こすと,エラーを小手先に修正して,最終的にえらいことになっている人間がちらほら・・・.直接プログラムを書く前にデータ構造の設計だけでもさせておくべきだったのでしょう.そこら辺は授業の実験という小規模なものでも,ソフトウェア工学が適用できそう.

マニュアルに当たる癖を付けさせる

なんとかして,生徒にマニュアルに当たる癖を付けさせてやりたいところです.まあ,マニュアルは非常に読みづらいものでしたが,正確な記述がされているものはマニュアルだけなわけですから,読んで欲しかった・・・.「Q.○○がわかりません A.マニュアルの第○章を読みましょう」 という感じのQA表用意しておければ良かったのかも.

以上.